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大阪府立大学 生命環境科学研究科 応用生命科学専攻
植物栽培生理学研究グループ
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新学術領域研究
栄養素を輸送するトランスポーターの制御機構
植物は根で栄養素(ミネラル)を吸収し、体内を循環させて利用しています。各ミネラルは植物の成長に必要ですが、多すぎる蓄積は毒になります。植物は、多種の輸送体 (トランスポーター) を各細胞のそれぞれ特定の膜コンパートメントに適量配置することで効率よくミネラルを運ぶことができます。私たちは、ホウ素 (ホウ酸) トランスポーターが細胞の特定の側の細胞膜に偏って局在することやホウ酸濃度の上昇に応答して分解されることなど、私たち自身が世界に先駆けて発見してきた現象について、分子メカニズムの解明を進めています。蛍光タンパク質を利用したトランスポーターのライブイメージングやバイオセンサーを用いたミネラルの分布など、"観る"ことを重視した研究を展開しています。基礎研究の成果を生かし、ミネラル利用効率の高い植物や有害元素の吸収を低減した植物の分子育種にも取り組んでいます。
トランスセプターに
よるホウ素センシング
ホウ酸チャネルの
偏在メカニズム
ホウ素利用と
輸送体の進化
(2020年7月1日)
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